北欧地方と仕事
北欧地方だけに関わらず、ヨーロッパ全体に言える事ですが、自分たちの伝統ある仕事などは、移民などには任せない風習が昔から根付いています。
これは何も、差別感情だけから来ている訳ではなく、その様な事を行うメリットがないからだと言えます。
日本であれば、親切心や同情心から、他国の人間でも変わらず働かせたりしますが、ヨーロッパの方では、その辺りがドライですので、使えない人間をわざわざ働かせたりはしないのです。
人手が足りない場合は別ですが、北欧家具職人などは、職人に成りたがっている人は、数多くいますし、不便な事が数多く予想される、外国人の雇用には踏み切らないと思います。
しかし、これらの事は当たり前であり、雇用する側としては、より良い人材を雇用したいと言う事は当然な心理で、例えば、同じだけの、北欧家具を作る技術をもっている自国の人間と、他国の人間がいるならば、言葉に不便のない自国の人間をとるのは、当然の事なのです。
ですから、日本人が、北欧地方などで北欧家具職人として働きたい場合は、ネイティブにその国の言葉を話せる事は当然であり、余程の技術や、雇用する側が、雇用したいだけの物を持っていないと難しいかもしれません。
北欧家具と工具作り
北欧家具の学校などでは、制作するのは家具ばかりとは限らず、自らが使う工具を制作したりもします。
家具製作に使う工具などは、意外と木材が多く使われていて、想像して見るとわかると思うのですが、「とんかち」や「鋸」などの取手は木材で出来ていますし、木材を削る為の「鉋」なども、仕組みが分かっていれば、木と刀があれば、作れてしまいます。
そして、普段自分達が使う工具を作る事で、工具に対する理解を深める意味合いもあり、工具制作をさせるのです。
さらに、自分が扱いやすい様に設計するので、上手く作れれば自分の愛用の工具にも成り得ますし、良い家具職人は、工具にもこだわり、愛着をもっているものですので、この様な授業からは、得られる物も多いはずです。
ちなみに、工具には自分の手で使う様な工具と、電動工具がありますが、手で使うタイプは、上でも書いてある様に、とんかちや、鋸や、鉋などがあります。
そして、電動工具は、大ざっぱな作業をする時に多く使いますが、細かな作業に使える電動工具もあるので、今の時代に一流の北欧家具職人になる為には、手で持つ工具も、電動工具も等しく使えなければならないと言えます。